2019年11月19日

ポストLEDフォトニクス公開シンポジウムが開催されました

2019年10月15日、徳島大学常三島けやきホールにおいて「ポストLEDフォトニクス公開シンポジウム」を開催しました。
このシンポジウムは、翌16日に開催された弊所開所記念式典のプレイベントとして企画したもので、第一部(午前の部)は『テラヘルツ技術の最新動向』、第二部(午後の部)は『深紫外LEDの可能性と生み出す未来』と題し、テラヘルツ・深紫外の各波長領域の研究分野から著名な研究者を多数お招きしてご講演いただくと共に、第二部では学部生を中心としたポスターセッションを行いました。県内外の企業等の方々を始め、学内からも医学部・理工学部の教職員や学生など、分野等の垣根を越え、約80名の方にご参加いただきました。

第一部では、プレナリー講演として 尾辻泰一 教授(東北大学電気通信研究所)から「二次元原子薄膜ヘテロ結合の光電子プラズモニック物性とそのテラヘルツ光電子デバイス応用」、引き続き招待講演として 小川雄一 准教授(京都大学大学院農学研究科)から「ライフサイエンスに貢献するためのテラヘルツ研究」、 紀和利彦 准教授(岡山大学大学院ヘルスシステム総合科学研究科)から「医工連携、産学連携で実用化を目指すテラヘルツ波ケミカル顕微鏡」の演題でテラヘルツ発光デバイスや応用研究の最新動向、有用性、実用化等についてご講演いただきました。参加者は熱心に講演に聴き入り、質疑応答では多数質問が講師に寄せられ、最新研究に大変興味深い様子が見受けられました。

    ▲尾辻 泰一 教授のご講演の様子(東北大学)

また第二部では、招待講演として 三宅秀人 教授(三重大学地域イノベーション学研究科長)から「サファイア上AlN膜の高温アニールによる高品質化と深紫外LED開発」、 熊谷義直 教授(東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門)から「HVPE法を用いた深紫外線LED作製用バルクAlN基板の作製」、 岩谷素顕 准教授(名城大学理工学部材料機能工学科)から「AlGaN系紫外レーザの実現とその期待」、 長谷栄治 特任助教(徳島大学pLED)から「多光子顕微鏡による結晶欠陥観察」、 岡田成仁 准教授(山口大学大学院理工学研究科)から「N面AlN・AlGaNの結晶成長」、 斉藤義樹 グループリーダー(TSオプト株式会社)から「高効率深紫外LEDのための高Al組成AlGaN:Si層改善」、 永松謙太郎 特任准教授(徳島大学pLED、 ※ 平山秀樹 主任研究員(理化学研究所)代理)から「AlGaN深紫外LEDの課題と最近の進展」、 本田善央 准教授(名古屋大学未来・材料システム研究所)から「窒化物半導体の可能性」の演題でご講演いただきました。その後、本学の医学部や理工学の学生が出展したポスターセッションも行われ、参加した学内外の研究者との活発な議論を行うと同時に、参加者間の交流を深める有意義な時間となりました。

▲熊谷義直 教授(東京農工大学大学院)のご講演の様子
▲ポスターセッションの様子
▲講演者とポスターセッション者と撮影

pLEDでは、内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」の採択事業である徳島県「次世代”光”創出・応用による産業振興・若者雇用創出計画」により、地域産業界と共に新しい光産業創出に向けた光科学研究を推進するため、可視光よりも広い波長領域の次世代光に照準を合わせ、実用的な次世代光源開発及び応用研究に取り組んで参ります。