メンバー詳細Member
金属微細構造を用いたナノ光学とナノ光素子実現に向けた研究
原口 雅宣[教授]
管理運営部門長
1987年 大阪大学 博士前期課程 修了
1987年 徳島大学工学部助手
1993年 博士(工学) 大阪大学
徳島大学工学部 講師,助教授,准教授を経て
2009年 教授
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- ナノ光学
- プラズモン導波路
- ナノ構造
- メタマテリアル
- プラズモン
研究概要
金属と透明材料の界面には、光と電子が界面で結合した表面プラズモンポラリトン(SPP)と呼ばれる状態が存在します。SPPは光の波長よりも小さな空間領域に存在し、その電界は入射光より強いという特徴を持っています。SPPをうまく利用することで、伝搬光の世界の常識を超える波長サイズ以下の微小な素子や、光エネルギーの高効率利用、自然界に存在しない特性を持つ光学材料の実現を目指しています。
現在、光の電磁界シミュレーション、ナノサイズの微細加工、顕微分光の技術を用いて、紫外~近赤外領域で自然界にない光学特性を持つメタマテリアル構造やそれを応用したセンシング用の構造、導波路幅が0.2μmを切るような微小線幅の光導波路と数μm程度の微小光素子などに関する基礎的な研究に注力しています。