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時・空間分光による光機能性材料の反応機構解明
片山 哲郎[助教]
光基礎研究部門(専任教員)
2010年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。
大阪大、関学大を経て、2019年7月より徳島大学大学院社会産業理工学研究部助教(現職)。2019年7月当研究所へ併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 光エネルギー変換
- 時間分解分光
- 顕微分光
- 分子分光
- 非線形光学
研究概要
時間分解電子スペクトル(過渡吸収スペクトル)測定法を顕微鏡と組み合わせて、時・空間分解分光システムを開発している。
過渡吸収分光は、電子励起状態だけでなく、①カチオン、アニオン、ラジカルなどのすべての化学種が観測可能であり、②試料の構造のみならず試料内の微小領域における光化学反応を直接観測できるため汎用性の高い測定手法である。
現在、分光装置の更なる高度化や、以下の様な光物性研究を進めている。
1.有機・無機ハイブリッド材料を用いた新規光機能性ナノ材料の開発。
2.有機・無機材料の光電変換初期過程の解明(色素増感太陽電池や有機薄膜太陽電池)。
3.有機・無機ハイブリッド材料の光誘起非線形発光(レージング)機構の解明。
4.生体物質や有機化合物の光化学反応機構の解明。