メンバー詳細Member
サブ波長ナノ構造を用いた多機能LEDと光センサーの開発
直井 美貴[教授]
次世代光研究部門(併任教員)
1993年東北大学大学院工学研究科博士課程修了、博士(工学)。
同年徳島大学助手に着任後、講師、准教授を経て、2013年より同大学院社会産業理工学部教授(現職)。2019年3月当研究所へ併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- ナノ光デバイス
- 紫外
- LED
- メタレンズ
- 屈折率検出
研究概要
IoT時代に求められる可視域から紫外域にわたる高機能ナノ光デバイスの開発を目標としている。
光の波長よりもほんの少し小さな周期を有する単層のサブ波長ナノ構造は,その周期的屈折率分布による電磁波の固有モードと光の相互作用により非常に特異な性質を示す。本研究では,その物理的メカニズムの解明,および本構造を利用した偏光や光配向制御を可能にした多機能LEDの開発,屈折率や磁場検出用高感度光センサーの開発を行っている。
これまでに,偏光比17以上を有する370nm帯偏光紫外LEDの開発,10-4の屈折率変化を広い波長範囲にわたって非常に簡単な垂直光入射配置で検出する高感度屈折率センサー,300mm×300mmサイズで室温動作し数十mTの感度を有する磁場センサーの開発に成功している。
今後,LED・光センサー一体型デバイスの開発,これらデバイスの動的制御,および医療応用への展開を考えている。