メンバー詳細Member
AI技術を活用したマルチメディアシステムの開発
獅々堀 正幹[教授]
次世代光研究部門(併任教員)
1993年徳島大学大学院工学研究科博士前期課程修了、1997年博士(工学)取得。
1995年徳島大学工学部助手に着任後、准教授を経て2014年より同大学院社会産業理工学研究部教授(現職)。2019年3月当研究所へ併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 深層学習
- 画像分類
- 物体検出
- データマイニング
- バーチャル・リアリティ(VR)
研究概要
近年のAI技術の発展により、人間の認知能力を超えるAIシステムが開発されている。
特に、画像データを対象にした深層学習モデルであるCNN(Convolutional Neural Network)は、比較的特徴量の差が大きい異種別間の画像においては90%以上の高精度な分類能力を有する。
我々の研究グループでは、これらのAI技術を活用し、細胞画像(尿路上皮)から癌細胞を検出する細胞画像診断システムを開発している。
また、生鮮食品などを特殊な機器で撮影した画像を解析することで、食品に混入した害虫を検出するシステムも開発している。
更に、音楽音源から歌声音源と演奏音源とを分離する音源分離システムなどの知的マルチメディアシステムの開発に取り組んでいる。
また、VR/ARといった認知的インタラクション技術を用いた楽器演奏支援システム,医療機器操作支援システムなども開発している。
大量のデータに必要な情報が埋没する中から、ユーザーにとってより手軽に目的の情報にアクセスできる情報細分化技術が鍵を握る。