メンバー詳細Member
新しいがん診断技術の研究開発
常山 幸一[教授]
医光融合研究部門(併任教員)
1992年金沢大学医学部医学科卒業、1996年金沢大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。病理診断科医師。
金沢大学、富山大学を経て、2015年より徳島大学大学院医歯薬学研究部教授(現職)。2019年3月当研究所へ併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 病理診断
- がん診断
- バイオイメージング
研究概要
私達病理医は生体から採取された組織や細胞を肉眼や顕微鏡で詳細に観察して病理診断を行っています。
正確な病理診断は正しい治療の原点であり、最終診断である病理診断には常に100%の正確さが求められます。
しかし、形態のみでは判断に苦慮する場合も多く、形態以外のプラスαの情報をいかに効率良く獲得するかが重要な課題となっています。
私達は医光工それぞれの研究者の知識と技術を活かし、がんの診断の質の向上を目的として、AIと機械学習を組み合わせた形態診断補助法の確立や、ラマン散乱光分析や質量分析を用いた異型細胞の迅速診断法の開発に取り組んでいます。
また、ラマン散乱光顕微鏡やSHG顕微鏡などを病理組織の解析に応用し、脂肪性肝炎や肝線維症などの病態進展機序の解明にも取り組んでいます。