メンバー詳細Member
特殊光を用いた癌の新しい内視鏡診断と光治療法の開発
髙山 哲治[教授]
医光融合研究部門(併任教員)
1991年札幌医科大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。消化器内科医師。
米国Albert Einstein College of Medicine 、 札幌医科大学准教授等を経て2007年より徳島大学大学院医歯薬学研究部教授(現職)。
2019年3月当研究所へ併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 分子イメージング
- 蛍光プローブ
- 癌の診断
- 光治療
研究概要
我々は、消化管疾患の診断に用いられる内視鏡を活用し、新しい癌診断法・治療法の開発を目指しています。
癌細胞に特異的に発現する分子を標的とした蛍光プローブの開発を進め、癌細胞から発せられる蛍光の光を内視鏡でとらえる癌や前癌病変の分子イメージング診断法を開発しています。
また、癌細胞に特異的に結合する蛍光標識プローブを用いて癌の診断をするのみならず、抗癌剤治療などの評価を正確に行うことができます。
一方、光感受性蛍光物質を用いて蛍光プローブを作製し、特定の波長の光を照射して癌細胞を消滅させる光線 力学的治療の開発も進めています。
また、これらの癌の診断や治療を可能にする内視鏡の開発を行っています。
本研究は、新規蛍光プローブを用いて、癌を早期発見するだけでなく、患者さんの体に負担の少ない、癌細胞のみを焼灼することができる新しい光治療法創出を目指します。
また、現在はこれらの診断・治療に使用できる市販の内視鏡が無いので、このような内視鏡システムを開発しています。