メンバー詳細Member
高屈折率サブ波長周期構造を用いた深紫外~可視域光デバイスの開発
髙島 祐介[助教]
次世代光研究部門(併任教員)
2016年 JSPS 特別研究員 DC2
2017年 徳島大学大学院 先端技術科学部 博士後期課程 修了、 博士(工学)。 同年、JSPS 特別研究員、徳島大学専門研究員を経て、2019年2月より同大学院社会産業理工学部助教(現職)。2021年4月より当研究所併任。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- ナノ構造
- 紫外光
- 可視光
- 光センシング
- 発光ダイオード(LED)
研究概要
光波長よりも小さな周期を有する高屈折率サブ波長周期構造(Subwavelength periodic structure: SWS) を利用し、深紫外~可視光における新奇光学素子、センサーおよび発光デバイスの開発を行っています。
高屈折率SWSでは、その光波長以下の周期的な屈折率分布によって、固有モードと呼ばれる特異な光の状態を創ることができます。その固有モードを利用することで、通常の物質では不可能な新奇な光学特性(透過、反射および光吸収等)を実現できます。
これまでに、本構造によって、10-3オーダーの屈折率変化を測定可能なLED一体型屈折率センサー、磁性体SWSを利用した光による磁場の測定技術(図1)、2層SWSによる超高効率RGBカラーフィルター、深紫外域で動作する波長以下の極薄高反射ミラー、Sコリメート機能を有する高効率280nm深紫外LED(図2)などユニークなデバイスを実現しています。
今後は、これらデバイスを光殺菌やウイルス検出やイメージング等の応用への展開したいと考えています。