メンバー詳細Member
深紫外光を用いたウイルス不活化
駒 貴明[准教授]
医光融合研究部門(併任教員)
2008年大阪大学医学部保健学科卒業
2013年北海道大学大学院医学研究科博士課程短縮修了 博士(医学)
The University of Texas Medical Branch Research Scientist
徳島大学大学院医歯薬学研究部助教を経て、2021年より現職
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 深紫外
- ウイルス
- 不活化
- 核酸
研究概要
時に人類の脅威となり得るウイルスは、生きた細胞内でのみ複製可能です。空気中や水道水の中など無細胞の環境中ではウイルスは増殖しませんが、条件によっては感染性が維持されます。そのため、口から出た飛沫や汚染されたドアノブなどを介して、ウイルスがヒトに感染することがあります。新型コロナウイルスの流行を契機に、ウイルスを不活化する研究を始めました。
これまでに、深紫外光を用いたSARS-CoV-2の不活化の有用性を確認しており、不活化に効果的な波長や光強度など深紫外光の条件を決定しました。深紫外光によるウイルス不活化は非接触で対象物を汚染しないという利点があり、医療をはじめとする様々な分野に応用可能です。
今後は深紫外光によるウイルスの不活化機序の解明やウイルス種による不活化効果の違いについての研究を行なっていきます。