徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所

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【2019.3.14】医光融合研究部門主催 バイオデザインワークショップを開催しました

徳島大学では、地方大学・地域産業創生交付金の取組の一環として、光科学と医学の融合研究による産業振興と次世代技術の基盤開発を加速させるため、ポストLEDフォトニクス研究所に医光融合研究部門を設置し、次世代“光”応用開発促進事業に着手しました。

また、健康医療機器やバイオ関連機器は、超高齢社会の有望なマーケットであるにもかかわらず、現状は欧米製が強いことから、これらの機器開発に必要な光科学と医学が理解できる「医光融合プロフェッショナル人材」を育成する教育プログラム導入に向けた環境整備とカリキュラム開発も進めています。

この医光融合人材育成に資するため、このたび、スタンフォード大学(アメリカ)発のバイオデザインへの理解を深めていただくワークショップ「スタンフォード大学発 医療機器イノベーション 創出アプローチ体験」を2019年3月14日(木)に、徳島大学大塚講堂小ホール(蔵本キャンパス)において開催しました。

このワークショップは、スタンフォード大学で確立されたバイオデザインが医学・工学・ビジネスの3分野を連携させた医療機器開発のための教育プログラムとして、開発初期段階から事業化の視点を検証しながら、医療現場のニーズを出発点として問題の解決策を開発し、イノベーションを実現するアプローチを体験いただくことを目的に開催したもので、地域産業界をはじめ、学内から医学部や理工学部の研究者、学生等といった所属や分野等の垣根を越えた多様な方々に多数ご参加いただきました。

講師には、一般社団法人ジャパンバイオデザイン協会から、池野文昭氏(スタンフォード大学循環器科主任研究員)、八木雅和氏(大阪大学大学院医学系研究科特任准教授)、冨澤理恵氏(同特任講師)らをお迎えし、講義と実践的な指導等を通じてイノベーション創出のための具体的な手順や着眼点等について学びました。

▲池野文昭氏(スタンフォード大学循環器科主任研究員)

参加者は、提示された疾患や患者を取り巻く環境等について、講師らとともにグループワーク形式で問題点や解決方法を導き出し、医療機器のプロトタイプ作製までを駆け足で体験し、初めは緊張した面持ちでしたが、課題に対して議論を重ねるうち に打ち解け、自由な発想で機器開発を行う楽しさを共有し、参加者間の交流も深める大変有意義な機会となりました。

▲池野氏、八木氏による指導の様子

徳島大学では、同交付金の事業採択を契機に、地域のオープンイノベーションに向けて、産学連携の理解増進や取組拡大を進めており、今後も同協会をはじめ外部有識者等のお力添えをいただきながら、地域の産業振興や活性化に貢献していきたいと考えています。

 

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