メンバー詳細Member
光学と接着歯学との融合研究
保坂 啓一[教授]
医光融合研究部門(併任教員)
2003年東京医科歯科大学歯学部歯学科卒,2005年米国ジョージア医科大学客員研究員,2007年東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了,2007年東京医科歯科大学歯学部附属病院医員,2008年東京医科歯科大学大学院特任助教,2009年東京医科歯科大学大学院助教,2021年徳島大学大学院医歯薬学研究部教授,2023年ポストLEDフォトニクス研究所教授(併任),米国マサチューセッツ工科大学客員研究員。歯科医師,日本歯科保存学会専門医指導医,日本接着歯学会専門医指導医,日本歯科審美学会認定医
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- テラヘルツ
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研究概要
むし歯は世界で最も高い罹患率を持つ疾患です。むし歯により失われた歯硬組織の再建治療には、コンポジットレジンと呼ばれるセラミックスと樹脂の複合材料が使用されます。コンポジットレジンは外観・強度における生体適合性の点で優れていますが、それ自体には歯への接着性がないため、歯への良好な接着が重要です。歯とコンポジットレジンの接着では、物理化学的に強化された接着界面形成が可能とされていますが、その詳細な機構や耐久性は未解明の部分が残されています。そこで生体材料接着技術とフォトニクス技術を組み合わせ、接着界面のメカニズムを様々な角度から解明することで、接着メカニズムを解き明かし,新しい歯科基盤技術と歯光学分野の創出を目指します。より良い低侵襲接着治療を超高齢社会へ社会実装し、革新的な治療法を普及させること、 歯科疾患による国内の経済損失を軽減することを社会的使命としています。