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食品中の異物検知ソリューションの開発
山口 堅三[准教授]
光基礎研究部門(専任教員)
2008年徳島大学大学院工学研究科物質材料工学専攻修了。博士(工学)。阿南工業高等専門学校、豊橋技術科学大学、香川大学、ケンブリッジ大学(英国)を経て、2019年4月より現職。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 近赤外光
- 偏光
- 有機異物
- テラヘルツ波
- 機械学習
研究概要
食の安心・安全が求められる中、異物混入は相次いで報告されており、その半数以上が有機物である。多くの企業では、金属検出機やX線検査機の導入、食品の洗浄や加工工程の見直しにより、金属や石などの無機物の検出に成功するも、毛髪や虫などの有機物の検知には至っておらず、検査員の手作業と目視検査で有機異物の混入を防いでいる。
一方で、製造ラインの人手不足の課題もあり、異物の検出・除去を自働化できる装置開発が喫緊の課題となっている。
本研究では、近赤外光と偏光を組み合わせた食品の異物検知ソリューションの開発を目的とし、さらにはテラヘルツ波の採用や機械学習を組み込み、異物検知率100%を実現する自動検知システムを目指す。