メンバー詳細Member
光を駆使した顕微分光学と医光応用
南川 丈夫[准教授]
医光融合研究部門(専任教員)
2006年大阪大学基礎工学部卒業、2010年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。
京都府立医科大学助教、徳島大学講師などを経て、2019年より現職。
- 可視
- 深紫外
- 赤外
- テラヘルツ
- 医光
- 通信
- 医療
- 検査
- 光源・計測
- その他
- 分子フォトニクス
- 顕微分光学
- ラマン分光学
- 光コム
- 医療診断
研究概要
顕微分光学は,顕微鏡下のミクロの世界で光の色の特徴を活用して,試料の性状や光と分子の相互作用を明らかにする学問である.我々は,顕微分光学を駆使し,分子を読み解く次世代の光基盤技術の創出,医療を中心とした革新的応用の開拓を行っている.
光基盤技術の創出
ラマン散乱分光法は,染色等の特殊な処理をせずに試料中の分子構造に関する情報を計測することができる.光コム分光法は,高度に制御された極限的光源である光コムの特性を活用し,光の特徴(強度,位相,偏光,波長,時間波形など)を明らかにすることができる.
次世代光源である光コムの活用や効果的なラマン散乱光の計測法の開拓により,次世代の顕微分光基盤の開拓を行っている.
医光応用の開拓
ラマン散乱分光法などの基盤技術を活用し,心筋梗塞診断や患者QOL向上のための末梢神経検出法など,医療に活用できる新たな医光応用の開拓を行い,創造的超高齢化社会を支える革新的医療基盤の実現を目指している.